相談員の井坂です♪
本日3月9日(木)は東京でも20度超えの暖かさ。
当社団事務所向かいにある神明宮の前を通りかかると、境内の桜がもう咲いていました!
来る春を感じる今日この頃、お客様から「墓じまい」のご相談を受けました。
その方は東京在住のおひとりさまで、お父様のお墓が遠方にあり、昨年亡くなられたお母様のお骨はご自宅に安置されているとのこと。お父様のお墓を「墓じまい」して東京のお墓を購入し、将来的にご両親とご自身とでそのお墓に入られることを希望されています。
今回のご相談の場合は「改葬(かいそう)」という「お墓のお引越し」となります。
お墓に眠っているお骨を取り出し、別のお墓に移して供養するのが「改葬」です。
近年、改葬の件数が増加しています。改葬件数は2020年に117,772件(厚生労働省「令和2年度衛生行政報告例)と発表されており、年々増加傾向にあります。
墓地埋葬法には「改葬を行おうとする者は市町村の許可を得なければならない」と定められており、お墓のお引越しをしたいと思っても、無断で移すことはできません。
改葬するには「改葬許可証」が必要となり、現在お骨が眠っているお墓の管轄内の役所へ必要書類を提出し「改葬許可証」を取得します。
必要書類については、お住まいの市区町村によって異なりますので注意が必要です。
また「改葬」する前に「墓じまい」をしなくてはなりませんが「墓じまい」をするには①墓地の管理者である霊園やお寺への了承 ②墓石の解体と処分 ③お骨の取り出し
④工事手配 ⑤行政手続き などが必要となります。
「墓じまい」の後のお骨は、海や山へ散骨したり、自然葬や永代供養墓などを利用する方も増えています。
「墓じまい」「改葬」共に新しい弔いの形として近年ニーズが高まっています。
当社団ではお客様のお気持ちに寄り添い、ご希望に一番合った形のご供養ができるよう全力でサポートさせていただきます。
ご相談をお待ちしております!