「中活」と「終活」

相談員の井坂です♪

1/25(水)、三鷹市のひとまちここ訪問看護ステーションで開催されたセミナー「中活のススメ~人生100年時代をわくわくして生きる~」に参加しました。

講師は株式会社愛香代表取締役経営コンサルタントでもある平松恵一氏です。

平松氏の提唱する「中活」とは「人生の中締め活動」であり「これまでの人生を一度振り返り見つめ直し(一旦人生の中締めをして)今後の人生を充実させるための活動」のことです。

これは当社団の考える「終活」の定義、「自分の人生の『これまで』を振り返り『これから』の人生をどう生きたいか考え、実行する活動」と共通するものがあります。

平松氏の講演の中で「終活とは不安・心配事をなくす活動」という言葉がありました。

自分の死後、葬儀や死後事務、相続やお墓等の不安や心配事があれば、その不安をなくすために活動するのが「終活」であるとも言えます。

平松氏の提唱する「中活に必要な3つの行動」とは以下の通りです。

①過去・現在の棚卸

②やりたい事を書き出す・目標設定をする

③不安・心配事をなくす

上記の③はまさに終活の活動なので「終活を知った上で中活に取り組めば(楽しい気持ちで)実質的には終活にも取り組んでいることになる」と平松氏は言います。

では「中活」と「終活」の違いは何か?平松氏は言います。

「終活は『最期=死』に焦点を当てた活動ですから気が進まなかったりやる気がしないこともあるかもしれません。しかし中活は『今と今後の人生』に焦点を当てた活動です。まずは中活を始めてみて、終活の必要性を感じることもあるでしょう」

セミナー終了後、参加者の方からこんな感想がありました。

「いままで『終活』をやらなければならないと思いつつ先延ばしにしていたけれど、今日のセミナーに参加して避けては通れないものだと感じた」

「終活は自分にはまだ早い、やる気が起きない」と感じている方は、まずは「中活」から始めてみてはいかがでしょう。

株式会社愛香 代表取締役 平松恵一氏